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災害医療センター発 医療情報ブログ

低侵襲治療としての内視鏡医療 LECS編

(2014/12/18 up)

当センターは、日本消化器内視鏡学会認定の内視鏡指導施設に認定されており、安全・安心で質の高い内視鏡医療を提供する取り組みをしています。
今回ご紹介したいのが、胃の粘膜下腫瘍(GIST)に対する腹腔鏡・内視鏡合同手術です。
LECSと呼ばれるこの治療は、内視鏡治療と腹腔鏡手術を同時に行うことで、必要最小限の 侵襲で腫瘍切除を可能とする新しい手術方法です。胃粘膜下腫瘍をはじめとした疾患において、試験的に行われています。内視鏡治療手技と腹腔鏡手術手技をくみあわせることでより正確でより安全な患者さんに優しい治療手技です。
このように、安全で高度な低侵襲治療としての内視鏡医療の手技が求められます。
それに、対応できるのが、我々災害医療センターです。
I can do it. Feel free to contact us.


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胃のGIST

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プローベ型
超音波内視鏡

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EUS画像
GIST

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CTでGIST描出



     GIST (消化管間質腫瘍)

消化管に生じる間葉系腫瘍のうち、カハール介在細胞が異常に増殖し、腫瘍を形成したものです。胃あるいは小腸で発見されるケースが多くを占めています。消化器がんは消化管の粘膜から発生するのに対し、GISTは粘膜の下にある筋肉の層から発生するという大きな違いがあります。そのため、同じ消化管内の悪性腫瘍でも、消化器がんとGISTでは性質が異なっています。

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手術方法
(1) 腫瘍切除において最小限の血管を腹腔鏡下に処理します。
(2) 内視鏡操作:ESDテクニックを用いた粘膜のトリミングを行います。ITナイフを用いて、粘膜―粘膜下層の切離を行います。
(3) 内視鏡側より、針状メスにて胃を人工的に穿孔させます。
(4) 腹腔鏡下操作:内視鏡下に作成された穿孔から胃内に凝固切開装置挿入して行います。内視鏡の切離ライン上を内視鏡+腹腔鏡観察下にオンラインで切除してゆきます (漿膜・筋層切開)。
(5) 切離断端を閉鎖します。


胃局所切除は究極の機能温存手術です。
胃を切らなければならないと言われた病変でも胃をほとんど切らずに治療が可能となります。
LECSは次世代の胃癌、胃粘膜下腫瘍に対する、身体にやさしい術式となるでしょう。
災害医療センターは このような低侵襲医療を 積極的に取り入れています。

laparoscopy
endoscopy
cooperative surgery
LECS

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    LECS成功

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災害医療センター発 医療情報ブログとは

2014年3月、災害医療センターのホームページを改装して医療情報ブログをオープンいたしました。医療情報ブログは患者さんとそのご家族の皆さんへ、病気、検査、栄養、くすりなど、広く情報を提供する場所です。これは当センターの医師、看護師、薬剤師、栄養士ほか医療スタッフが総力を上げて書き下ろしたウェブコンテンツによる情報サービスです。今後、内容を充実してまいります。必要な情報の収集に是非お役立てください。

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