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腸管出血性大腸菌感染症O157について

(2017/09/27 up)

【腸管出血性大腸菌感染症 O157とは(以下O157)】
 腸管出血性大腸菌感染症はベロ毒素(Vero toxin: VTまたはShiga toxin: Stx)を産生、またはVT遺伝子を保有する腸管出血性大腸菌の感染によって起こる全身性疾病で、 主な症状は腹痛・水様性下痢および血便です。嘔吐や38℃台の発熱を伴うこともあります。VT等の作用により血小板減少、溶血性貧血、急性腎不全を来して溶血性尿毒症症候群を引き起こし、 脳症などを併発して死に至ることがあります。(国立感染症研究所HPより引用)

【感染経路】
O157を含む病原性大腸菌は、肉や魚介類、飲料水などに幅広く生息しています。
ヒトから食材・食品への経路、またはヒトからヒトへの経路(感染者の便などに含まれる大腸菌からも感染するという特徴)で感染が拡大しやすいです。

【特徴】
gazo20170928.jpg 感染力:O157は少量の菌数(10~100個程度)でも感染が成立します。
強い毒性:大腸内で「ベロ毒素」という毒素を作り出します。
子供や高齢者では、稀に死亡に繋がるケースもあります。
潜伏期間:大腸内で菌が増殖して後に毒素を作り出すため、潜伏期間は4~9日間と比較的長いです。
そのため、早い段階での感染源の特定ができず、O157に感染した食品、調理器具や水などによって感染範囲が拡大する危険性が高いと言われています。

【症状】
gazo20170928_2.jpg ●感染直後:無症状  ●潜伏期間4~9日程度:無症状
●発症1日目:おへそまわりの激しい腹痛と下痢 
●発症3日目:激しい腹痛と出血性下痢(鮮血や血便)
 ⇒発熱を合併する場合もあります。また初期症状はかぜの症状と類似しているため、注意が必要です。

【予防法と感染対策】
O157は熱処理や消毒が有効です。一般的な食中毒と同じ予防法で感染予防ができます。
食品は75℃以上で1分間加熱することによって菌は死滅します。食品はよく加熱して調理しましょう。調理後の食品はなるべく食べきる等し、長い間保管はしないようにしましょう。
調理器具の洗浄や手洗い、手指の消毒も重要です。
また感染者の便に触れ付着し、口から入ることによって感染します。
感染が認められた場合は、拡散を防ぐために、トイレや洗面所など感染者の大腸菌で汚染された可能性のある箇所や人の手が良く触れる箇所を清掃しましょう。
 ⇒例えば、トイレならば水を流す取手やドアノブ、洗面所であれば蛇口など、人の手が触れたと思われる場所を意識的に清掃することが肝心です。
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                          ICT(感染対策チーム)

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