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核テロについて

核テロについて


 NBCテロの中で、Nテロ(核テロ)については大きく2つに分けて考えることが必要です。

・第一は、核爆弾を爆発させること
・第二は、核物質(放射性物質)を何らかの方法でまき散らすというものです。


 第一の方法については、テロ組織が核爆弾を作成するとか、完全な形での核爆弾を入手することは かなり困難であるとされています。しかしこの様なものを持っているとして脅迫を行うことは可能です。

 第二の方法は、放射性物質を通常爆弾に組み込んで爆発させ、周辺にまき散らすとか、原子力施設、 輸送中の核物質を、爆破によって広範囲に撒く方法、放射性物質をそっと散布して逃げる、あるいは 何かに混入するというような方法が考えられます。

 いずれにせよ、放射性物質から出る放射線を、人体に浴びせて細胞を障害することとなります。 また、放射線の量は、大したことはないとしても、その心理的効果をねらうことも考えられます。

放射線について------------- 別紙

放射線被曝について

放射線を浴びることを、放射線を被曝するといいます。この様式には


  外部被爆 : 離れた線源(放射線を出す源)から放射線の照射をうける。
           病院でのX線撮影は、これにあたる。照射線量が多ければ危険。

 体表面汚染 : 放射性物質が体の表面に付着して照射を受ける。
           近距離からの照射であり、また物理的に付着しているものを取り
           去らないと、いつまでも照射が続くので、危険。
           水,洗剤等を使用して付着している放射性物質を洗い流したり、
           ふき取ることを「除染」といいます。

  内部被爆 : 放射性物質を体内に取り込んで照射をうける。
           臓器に取り込まれ、細胞に接して照射を受けるので危険。
           様々な方法で早期に体外へ放射性物質を出すことが必要(除染)。
           体内に取り込まれる様式は、呼吸による吸入、飲み込む、皮膚表面
           の傷から吸収される等があります。


 実際の場合には、この様式が組み合わせて起こることとなります。また放射線被ばくだけではなく、 外傷など他の疾患をともなうこともあります。
 外部被ばくに遭遇した人は、浴びた放射線の量によって様々な症状をおこします。(表-1参照
しかし、本人以外の人に影響はありません。
 一方、体表面汚染、内部被爆のある人は放射性物質が他人に付着してしまう様な,二次汚染を起こす 可能性がありますので、対応に注意が必要です。

 異常な放射線被ばくを受けた患者が発生したとき行われる医療を、 被ばく医療といいますが、緊急に医療が必要な場合を、緊急被ばく医療といいます。
 緊急被ばく医療は大きく三種類に分けられます。 (表-2参照

1.

初期被ばく医療--

 放射線災害が起きた施設、場所、その周辺地域住民に行われる医療で、原子力関係施設内に 既に設置されている救護所や、地域住民を収容する避難所、臨時の救護所等でおこなわれます。 ここでは被災者の登録、被災者への問診(主として詳しい行動調査--どの程度被ばくしたかを 推測するため)、放射性物質による汚染の有無(ガイガーカウンターで計測)検査等が行われ ます。この身体汚染検査は病院、保健所、原子力施設等から派遣されるスクリーニングチ-ムに よっておこなわれます。もし、汚染があれば、除染処置と汚染拡大防止措置が行われることとなります。

2.

二次被ばく医療--

 初期被ばく医療の結果、精密な検査や処置が必要と判断された場合、地域の救急医療機関等で 医療措置が行われます。ここでは救護所で除染し切れなかった人々に対する再除染や投薬、一般 救急医療処置を行います。また、詳しい被ばく線量の調査、急性放射線障害の診断、処置も行います。



3.

三次被ばく医療--

 さらに高度の被ばくを伴い、放射線障害の専門的診断、治療を必要と判断された被災者は、 放射線障害専門病院へ移送され、そのための集中的診断や、治療がなされことになります。 現在この正式な施設は、放射線医学総合研究所(千葉県)が指定されている。




当院除染用シャワー設備


当院除染用シャワー設備


災害医療研修における
除染実習


放射能汚染に対応する
服装

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